2016/01/01
明けましておめでとうございます。このウェブサイトの活動報告も3年目に突入しました。本年も皆様にとって充実した一年となることを心より祈念いたしております。
2016/01/08
新潟大学で開催された「今、大学が迎えている危機をどう乗り越えるか?―科学の軍事利用と大学自治の剥奪―」と題された講演会に参加してきました。講師は池内了氏でした。
ここ数年で急速に形成されてきた日本版軍産官学複合体ともいうべきものの現状について、極めて興味深い知見に触れることができました。
2016/01/15
新潟市立松浜小学校の道徳の授業の一環として、5年生の子どもたちに「大学の先生の仕事とは」と題して講話をさせていただきました。
普段、大学の講義で相手にしている学生たちよりも一生懸命聴いてくれる子どもたちの態度に感動しました。
2016/01/21
成城学園教育研究所で開催された、学園史の編纂に向けた茶話会に参加させていただきました。卒業生の方の多彩な新見解が基調報告としてなされ、フロアから活発な議論が出されていました。
2016/01/22
成城学園教育研究所で史料調査を実施しました。論文の執筆と投稿に向けて、鍵となる史料の再検討に集中的に取り組みました。
2016/02/20
新潟市総合福祉会館の会議室にて、にいがた子ども食堂を創設された市民の方々のお話を聞かせていただきました。地域で何らかの活動を展開することの楽しさと難しさについて、極めて興味深いお話を聞かせていただきました。
2016/02/23
ゼミ生たちと一緒に、粟島浦村役場を訪問させていただきました。昨年度のゼミ活動で制作した粟島のガイドブックを役場に設置していただけることになりました。今後も、何らかのかたちで交流活動を継続させていただければと願っています。
2016/03/10
新潟市中央区の朱鷺メッセにて学部卒業式と大学院修了式が挙行されました。初めて自分のゼミ生たちを送り出すことができました。感無量です。
2016/03/14
成城学園を訪問して、戦前の成城小学校の教育を受けた卒業生の方々のお話を聞かせていただきました。写真は、当時の授業の様子を写したものです。史料のみからは窺えない1930年代の同校の雰囲気を感じることができました。
2016/04/02
新潟大学の新潟駅南キャンパスで開催されたフォーラム「あなたとわたしをまきこむ軍事化―学校・大学でいま起きていること―」に参加させていただきました。大学での研究と中学校での教育の軍事化の徴候と現状について、情報の共有がなされました。
2016/04/07
朱鷺メッセで挙行された入学式に出席しました。義肢装具自立支援学科の富山県朝日町出身の新入生代表が読んだ「誓いの言葉」に感動しました。ぜひ、大学での学びを大切にして志を遂げてほしいと思いました。
2016/04/16
名古屋大学教育史研究会に参加させていただきました。戦後占領改革期における英語教科書の編纂をめぐる研究報告がなされました。今後の研究の進展に何かしら貢献できればと思いました。
2016/05/04
資料調査のため、長岡戦災資料館を訪問しました。9月に予定されている公開市民シンポジウムでの報告に向けて、1930年代末の貴重な史料を閲覧させていただきました。
2016/05/07
再び、資料調査のため、長岡戦災資料館を訪問しました。1930年代末の長岡女子師範学校附属小学校の児童文集を閲覧させていただきました。当時の子どもたちの生活を窺うことのできる貴重な史料です。
2016/05/21
名古屋市熱田区にある保育コンソーシアムあいちで開催された第8回教育・保育実践史研究会で研究報告させていただきました。現在取り組んでいる研究の内容について、様々な視点から有益なコメントをいただくことができました。
2016/05/22
名古屋大学附属中央図書館で研究活動に取り組みました。アジア・太平洋戦争以前の教育新聞の記事を中心に検討しました。
2016/05/25
午後から東北大学附属図書館で研究活動に取り組みました。郷土教育運動関係の先行研究について検討しました。
2016/05/28
新潟テルサで、北関東防衛局主催の第36回防衛セミナー「新潟で国防を考える」に参加しました。講師は五百旗頭真氏でした。
2016/06/02
新潟市東区プラザで開催された、「こども食堂ネットワークづくり会議~こどもを地域で見守り育むために~」に参加しました。新潟市内で次第に動き始めている子ども食堂の諸動向について、貴重な報告を聞くことができました。
2016/06/03
新潟日米協会が主催する国際交流会(於・新潟東映ホテル)に参加しました。久しぶりに英語で会話する機会を得ました。大変、楽しい一時を過ごさせていただきました。
2016/06/12
京都大学百周年時計台記念館で開催された2016年度WEF国際教育フォーラムに参加させていただきました。また、公開シンポジウム「新教育と哲学」では、「赤井米吉の教育思想における西田哲学の影響―両者の「自覚」概念の同質性に着目して―」と題して報告させていただきました。フロアの方々との充実した議論を通して今後の研究上の課題について多くの刺激をいただくことができました。
2016/07/01
打合せのため、岐阜県瑞穂市にある朝日大学を訪問しました。予想してはいましたが、岐阜はとてつもなく暑かったです。
2016/07/07
新潟県立図書館で資料調査を実施しました。9月に登壇する予定の公開市民シンポジウムでの報告に向けて準備を進めました。
2016/07/10
新潟大学附属図書館で資料調査を実施しました。参議院選挙投票後、諸々の研究を推進しました。
2016/07/11
昨年度から継続して取り組んできたゼミの活動について『新潟日報』の取材を受けることになりました。近く、同紙に記事が掲載されるかもしれません。
2016/07/15
今朝の『新潟日報』16面に、11日に取材を受けたゼミ活動の様子が紹介されました。写真は白黒のコピーですが、実際の紙面はカラーで紹介されています。
2016/07/17
創価大学で開催された、関東地区私立大学教職課程研究連絡協議会の臨時総会に参加しました。最近の文部科学省や中央教育審議会による教育政策の動向を睨みながら、今後、本務校で取り組むべき課題について整理する機会を得ました。
2016/07/29
新潟市西区新通に9月9日に開設される予定の「にしっ子食堂」の広報担当の方が研究室に来られたので、FACEBOOKページの開設のお手伝いをさせていただきました。子ども食堂に関しては色々な課題も指摘されてきてはいますが、協力できるところで協力していきたいと思っています。
2016/07/30
長野市で開催された、第58回全国生活指導研究協議会全国大会に参加しました。参加した分科会では、実践報告をもとに、学級において子どものリーダー性を育むための教師の指導や働きかけの在り方について活発な議論が展開されていました。
2016/08/12
名古屋大学で開催された、名古屋大学教育史研究会の定例会に参加しました。なかなか十分に準備ができませんでしたが研究報告もさせていただきました。10月はじめの教育史学会での発表に向けて再考が必要です。
2016/08/15
新潟市立新津図書館で史料調査を行ないました。9月に登壇する予定の公開市民シンポジウムの準備が大詰めです。
2016/09/02
今日の『新潟日報』朝刊32面に、公開市民シンポジウムに関する記事が掲載されました。当日も新聞取材を受ける予定です。
2016/09/04
新潟市中央区のNSGカレッジリーグ学生総合プラザSTEPにおいて開催された公開市民シンポジウム「新潟から戦争を考える」において、首都大学東京教授で日本近現代史がご専門の源川真希先生、1946年満州からの引揚体験を持つ伊藤恭子氏、新潟大学大学院の今井翔馬氏とともに登壇させていただきました。50名以上の一般市民の方々にご参加いただくことができました。大変、有意義な時間になったように思います。
2016/09/05
再び、『新潟日報』で昨日のシンポジウムのことを掲載していただきました。朝刊の22面です。これは複写物ですが実物は写真がカラーです。5月から準備してきた仕事も、これで一区切りとなりました。
2016/09/09
今日から科学研究費補助金を受けた研究計画を遂行するためにアメリカ合衆国での調査に向かいます。帰国は24日になります。写真のプロペラ機は新潟空港から成田空港へ向かうためのものです。これで太平洋を渡る訳ではありません。
2016/09/09 (米国東部標準時)
ニューアーク国際空港からニューヨーク市内に向かうバスを利用したものの、どうしたわけか、出発が2時間遅れました。幸先の悪い出足となりましたが、何とか宿泊する予定のホテルに到着することができました。
2016/09/10 (米国東部標準時)
午前中、ヘレン・パーカーストによって創設されたドルトン・スクールを訪問しました。大学院生時代から一度は訪問したいと考えていましたので念願が叶いました。
午後からはコロンビア大学バトラー図書館にて史料調査を行ないました。ここでの目的は日本では入手しにくい文献の調査でした。
2016/09/11 (米国東部標準時)
今日は移動日でした。グランド・セントラル・ステイションから電車でニューヘイヴンに向かいました。写真はニューヘイヴン・ユニオン・ステイションのコンコースです。
調査先の図書館の場所を確認しながら、ニューヘイヴンの市街地を散策しました。イェール大学の歴史のある美しい校舎が並んでいます。明日から15日まで同大学の図書館でお世話になる予定です。
2016/09/12 (米国東部標準時)
イェール大学スターリング記念図書館で史料調査を実施しました。ここでも、コロンビア大学と同じく文献の確認が主な仕事になりました。まるでお城のような外観です。
スタッフの方も非常に親切に対応いただきました。まるで高級ホテルのロビーのような閲覧スペースです。その後は、バイネッケ貴重文献文書館でも史料調査を実施しました。
2016/09/13 (米国東部標準時)
昨日に引き続き、イェール大学の図書館で調査を実施しました。写真はバイネッケ貴重文献文書館の外観です。洗練された近代的な建物ですが、周囲の校舎と調和しているように思います。
内部には膨大な貴重文献が所蔵されています。1910年代から1930年代にかけての米国で展開した進歩主義教育運動に関する数多くの一次史料を閲覧、記録させていただきました。
2016/09/14 (米国東部標準時)
バイネッケ貴重文献文書館での調査は続きます。ここは研究者しか入場できない監視カメラの付いた閲覧室です。出口には警備員が常駐しています。
ここまでに撮影した一次史料の写真は、すでに3600枚を超えました。調査は順調に進み、目的としてきたイェール大学における所蔵史料は全て収集することができました。
2016/09/15 (米国東部標準時)
昨日で予定していた史料収集が終了したので、今日は予定を変更してイェール大学の附属施設を視察することにしました。写真はニューヘイヴン博物館の外観です。アミスタッド号事件と奴隷解放運動に関する展示に非常に興味を惹かれました。
こちらはイェール大学ピーボディ自然史博物館です。一大学の附属施設としては、日本では考えられないほどの規模と内容でした。出身大学の附属博物館との差を痛感させられました。
2016/09/16 (米国東部標準時)
ウィスコンシン大学で調査を実施するためにニューヘイヴンからニューアークへと戻りました。ここで一泊して、明日の朝、ニューアーク国際空港から発つ予定です。
写真は、移動中に通過したニューヨークのグランド・セントラル・ステイションのコンコースです。世界中から来た観光客で溢れていました。
2016/09/17 (米国中部標準時)
朝の飛行機でウィスコンシン州のデイン郡空港に降り立ち、そこから北へ向かい、スティーヴンス・ポイントという小さな街に到着しました。写真は週明けから史料調査でお世話になる予定のウィスコンシン大学スティーヴンス・ポイント校の校舎です。大変、のどかな雰囲気の静かなキャンパスです。
2016/09/18 (米国中部標準時)
写真は、ノエル芸術センターのエントランスです。ウィスコンシン大学のキャンパス内をぐるぐると散策して大学の雰囲気を味わっていました。
2016/09/19 (米国中部標準時)
今回の調査旅行の二つ目の山場です。閲覧させていただく予定の史料を所蔵している図書館の威容です。朝日を背景に。
かなり多くの所蔵史料を記録することができましたが、予想よりもはるかに多い数がありました。ヘレン・パーカーストが1924年と1937年に来日した際に成立した貴重な史料や写真を発見したり、第二次世界大戦後に収録された彼女の肉声を聞いたりすることもできました。非常に興味深く充実した一日となりました。
2016/09/20 (米国中部標準時)
昨日に引き続いて史料調査を進めました。職員の方々の極めて親切かつ適切なご支援によって、非常にスムーズに仕事を進めることができました。
なんとか、必要な史料全てを記録し終えることができました。ここまでで史料だけでも6000枚以上の写真を撮影しています。立ちっぱなしでの作業が続いているため、かなり腰や背中が痛くなってきました。これで今回の調査旅行も、いよいよ最終盤です。
2016/09/21 (米国中部標準時)
スティーヴンス・ポイントを離れ、イリノイ州シカゴ近郊のウィネトカで史料調査をするために移動しました。長距離バスとタクシーを乗り継ぎ、正午過ぎにはデイン郡空港に到着することができました。写真は、タクシーでマディソンの市街地を移動中に車窓から撮影したウィスコンシン州会議事堂です。
オヘア国際空港まで順調に辿りつけるかと思いきや、悪天候の影響で飛行機が合計2時間以上遅れました。やっとの思いでホテルに到着した頃には22時を過ぎていました。
2016/09/22 (米国中部標準時)
ウィネトカ北地区公共図書館で調査を実施しました。職員の方に、大変親切にご対応いただきました。ウィネトカ・プランが実施されていた20世紀初頭の歴史的背景に関する、いくつかの文献を記録することができました。
午後からはウィネトカ歴史会館にお邪魔しました。こちらでも、キュレーターの方に親身に相談に乗っていただき、メール・アドレスを交換させていただきました。さらに、再訪した際には、スコーキー小学校のアーキヴィストに調査へのご協力をいただけるという約束もいただきました。当初の予想を遥かに超えた成果でした。
こちらは、そのスコーキー小の外観です。次回の来訪が今から楽しみです。非常に壮麗な風格を備えた校舎だと感じました。
これで予定していた今回の調査旅行における仕事は全て終了しました。記録した写真は合計すると7000枚に迫ります。帰国後は分析作業を地道に進めなくてはなりません。
2016/09/23 (米国中部標準時)
いよいよ、残すところ、帰国の飛行機に搭乗するのみとなりました。写真はオヘア国際空港のコンコースです。長いようでアッという間の調査旅行でした。日本に帰国して週が明ければ後期の授業が始まります。気が抜けません。
2016/09/24
成田国際空港から新潟空港に飛ぶ予定だった飛行機が整備不良のため、まさかの欠航となりました。結局、新幹線で新潟駅まで帰ることになりました。最後まで何が起きるか分からない旅でしたが、何とか、大禍なく終えることができました。
2016/10/01
横浜国立大学で開催された教育史学会第60回大会に参加しました。今回は8年ぶりに分科会で研究発表もさせていただきました。フロアから非常に貴重な質問や指摘や批判をいただくことができました。それらを慎重に吟味して改稿に役立てたいと思います。
2016/10/26
岐阜県瑞穂市にある朝日大学にて理事会の面接を受けてきました。新潟医療福祉大学での任期が今年度で満了するため、来年度からは、こちらの大学でお世話になる予定です。赴任してからのミッションを今のうちから整理しておきたいと思います。
2016/10/27
新潟市東区にあるふじみ子ども食堂にお邪魔させていただきました。とても温かい雰囲気のなか、子どもも大人も楽しそうに食事をしていました。こういう取組に何らかのかたちで貢献できればと強く思っています。
2016/10/29
新発田市の月岡温泉清風苑で開催された新潟県教職員組合第66次教育研究集会に共同研究者として参加させていただきました。昨年度同様、第3分科会(社会科教育)で貴重な教育実践報告を聞くことができました。
2016/12/27
新津駅前にある新潟薬科大学のキャンパスで開催された、教育学研究室の卒業研究中間報告会に参加させていただきました。昨年度から教育課程論でお世話になった学部生の皆さんの熱心な報告に感心しました。とても有意義な時間でした。